錦糸町 眼科 かじわら アイ・ケア・クリニック

足立区在住 田中様からいただいたお手紙

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開院以来、大変多くの患者様にご来院いただき、「ありがとう」の言葉をたくさんいただきました。

患者様からのお言葉や評判は、院長はじめスタッフ一同の心の支えとなっています。
ここではそんな患者様からいただいたうれしいお話を紹介します。

足立区在住 田中様からいただいたお手紙

不安定で暑すぎる毎日ですが、先生にはお変わりなくご活躍のことと思います。さて、先日は紹介状と共に私にもお手紙を用意して下さっていたこと、ありがたく、一日も早くお礼をせねばと思いつつ、このように遅くなってしまいました。

東葛病院時代から足かけ6年もの長い間、見守り続けていただき、心から感謝しております。本当にありがとうございました。梶原先生の誠実なお人柄にふれ、本人も通院を楽しみにしておりました。足をあげて歩くこと、首をひやさないようになど、先生の一言一言をとても大切に守ろうとしていました。

しかし、通院が次第に苦痛にもなり、危険も伴うようでは、残念ながら変更せざるを得ませんでした。ようやくのことで我孫子市民となり、我孫子市友田眼科にて、改めて障害認定検査を受けました。その結果を同封いたします。左の視力は0.02あるものの、視野がほとんどなく、視覚障害一級とのこと、ほぼ両眼とも失明状態ということでしょうか。

右目にカビが繁殖した時のショックは今も忘れられないことですが、あの様な状態になっても酒をやめられない人でした。失明は酒のせいと理解しているせいか、ぐちなどは言いませんが、生活上の不便や危険は補ってやるしか仕方ありません。

我孫子市の介護保険の申請では、要介護2の判定が出ましたので、早速ケアマネージャーの方と相談して介護サービスがはじまりました。まずはベッド。立ち上がることが容易で、本人も大喜び。次はトイレ・風呂場などに手すり。八月中にはつきそうです。

そして、私が仕事でいない日に30分の身体介護のヘルパーさん。話し相手にもなっていただけるし、一緒に昼食を用意するというものですが、本人は「オレイラナインダケド」と言いつつも喜んでもいるようです。血糖値は200~250位、HbA1Cは8前後でなかなか改善しませんが、内蔵は意外に丈夫のようです。酒量はかなりへってはいますが、のまずにいられる日はなく、酒がないと落ち着かないようですので、私は量をチェックするようにしているだけです。(20~25度の焼酎70?を500の水に薄めて1~2杯が今の量です。)

結婚してロンドンに旅立った息子達に会いに一度はロンドンに行こうとはげましているところです。これからどのような転帰をとっていくのかわかりませんが、これからの二人の長い道のりを支えていかねばと覚悟しているところです。とはいえ、私も66才ですし、腰や膝痛もあり、老々介護の現実ですが、この現実を受け入れてゆっくり生きていきたいと考えています。

またいつか、先生のやさしいお声を聞きに伺うかもしれません。ご多忙な毎日が続くと思いますが、どうぞご自愛下さいますようお願いいたします。職員の皆様にもとてもやさしくしていただき感謝しております。どうかよろしくお伝え下さい。○○○○さんとは、いつも先生のこと、うわさしています。彼女のこと、これからもよろしくおねがいします。長々と書いてしまいました。乱筆おゆるしください。では、また。
追伸 へたな短歌もどき、同封してみました。

介護保険利用開始 2009.7.29
  • 手すり付き電動ベッド要介護二の夫に早速手配されたり
  • 盲目の夫が乗り降り繰り返す電動ベッドのリースかないて
  • ベッド柵を使いて起き伏しする夫の行動パターン日々に広がる
  • わずかなる年金から介護保険料さらに一割の利用者負担
  • 二十五年を夫の糖尿病とたたかえど視覚障害食い止められず
  • 我が瞳見つめて話す夫なれば視覚は未だありと思いし
  • 視野狭く病進むか入浴を拒む日多し風呂好きの夫
  • 介護保険の認定までの煩雑さ越えてようやくヘルパーサービス

からのお返事

天候や昼夜の寒暖差に秋の訪れを感じる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。先日はお手紙をいただきまして、誠にありがとうございました。院長はじめ、私達スタッフも拝見させていただきました。さて、早いもので錦糸町オリナスに当院が開院して3年が経ちました。源左衛門様が初めて来院されたのは、まだオープンしたばかりの頃でしたね。当時を振り返ると、まだ不慣れな私達でしたので、検査や診察でお待たせするお時間をうまくお伝えする事ができなかったり、お会計の準備に時間がかかってしまったりと、大変ご迷惑をおかけしたことと思います。そんな私達を田中様は温かい目で見守り、支えて下さり、スタッフ一同これまで頑張ってくることができました。

源左衛門様が毎回のように持参されるなつみ様からのお手紙には、お薬の残りだけでなく普段の生活の様子や体調などが丁寧に記されており、問診や検査を行なう際に大変参考になりましたし、なつみ様のお人柄が溢れる文章に心打たれ、お気持ちにお応えしたいと精進して参りました。

源左衛門様は法被姿と独特な口調がとても印象的で、毎回散瞳するまでの待ち時間を、隣のレストランでコーヒーを飲みながら過ごし、時間になるとスタッフがお迎えに行くというのがお決まりで、そんなやりとりが私達の心を和ませてくれました。

源左衛門様が通院困難な状態になったというご連絡をいただいた時は、本当に残念でしたが、源左衛門様がより良い環境で安心して生活してゆくための最善の選択なのだと納得致しました。なつみ様が紹介状を受取りにいらした際、涙ながらに私達へお礼のお言葉をかけて下さり、なんとお声掛けしてよいのか、ただただ流れそうになる涙をこらえるのが精一杯で、うまくお応えすることができず、大変申し訳ありませんでした。

これからのお二人の生活が、穏やかで幸多きものでありますよう、スタッフ一同心よりお祈り致しております。末筆ながら、季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛下さいますようお祈り申し上げます。またお二人にお会いできる日を楽しみにしております。
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