眼科かじわらアイ・ケア・クリニックの院長が眼科難民®のための本を出版しました。
『ハーバードXスタンフォード 眼科医が教える 放っておくと怖い目の症状25』が、2021年7月7日にダイヤモンド社より発刊されました。
英国科学誌『ネイチャー』、米国科学誌『サイエンス』に論文掲載歴がある科学者が、「目の前の人を助ける」という医学の原点に立ち戻って開業して15年。失明原因第一位の 「緑内障治療をデザインする®」ことでも注目されている院長が、誤解だらけの目の常識と本当の目のケア法を分かりやすく解説します。
「もっと早く病気を特定できていれば、適切な治療ができたのに」「目の病気について正しい知識があれば、ここまで視力を落とさずにすんだのに」そんな思いをすることが決して少なくありません。手遅れになってしまい、後悔する患者さんを一人でも減らしたいという気持ちでいっぱいです。
本書では、そんな多くの人が感じている目の症状について、考えられる原因には何が あるのか、自分でできることは何か、そしてどう治療するべきなのかを、科学的な事 実に基づいてお伝えします。
人生100年時代を迎えつつある今、失明を防いで生活の質を最期まで落とさないこ とが一層大切になります。日本における失明原因のトップである緑内障は、40歳以 上の20人に1人がかかっていると言われていますが、失明寸前まで自覚症状なく進 行するとても怖い病気です。失明リスクのある病気が隠れているかもしれない飛蚊 (ひぶん)症も、様子を見ようと思われがちですが、症状が落ち着いたと思ってい る間に取り返しのつかないところまで進行してしまうことが往々にしてあるので す。目の不調は市販の目薬で済ませたり、「歳だから・・・」と放っておいたりす る人が多く、眼科を受診した時には手遅れになっている人を1人でも多く救いたい と思っています。